群馬のブタの伝染病CSFは野生動物か車両の移動で感染の可能性

群馬のブタの伝染病CSFは野生動物か車両の移動で感染の可能性
先月、群馬県高崎市の養豚場でブタの伝染病、CSF=豚熱への感染が確認されたことについて、農林水産省は豚熱のウイルスが野生の動物や車両の移動によって持ち込まれた可能性があるとする調査結果を公表しました。
野生動物の侵入を防ぐネットの設置や消毒を徹底する必要があるとしています。

先月26日、群馬県高崎市の養豚場でCSF=豚熱に感染したブタが確認され、群馬県はこの養豚場で飼育されていた、およそ5900頭を殺処分しました。

農林水産省は7日、感染経路などについての調査結果を明らかにしました。

それによりますと、ウイルスの遺伝子は、国内で豚やイノシシから検出されているウイルスに似ているほか、5キロから6キロ離れた場所で豚熱に感染した、野生のイノシシが見つかっているということです。

調査チームは、この養豚場ではカラスやネズミなど野生の動物が見つかっており、防護柵は設置されていたものの、侵入を防ぐネットの設置や消毒が十分ではなかったとしています。

このため、ウイルスは野生動物や車両の移動によって、持ち込まれた可能性があるとしています。

一方、感染が確認されたのは、ワクチンの接種を先延ばしにしていたブタが多かったということです。

調査チームの津田知幸チーム長は「ワクチンを接種したからと言って油断はせず、防護ネットの設置や消毒など衛生管理を徹底する必要がある」と話しています。