英首相 クリーンエネルギーへの投資拡大で経済立て直しへ

英首相 クリーンエネルギーへの投資拡大で経済立て直しへ
イギリスのジョンソン首相はクリーンなエネルギーへの投資を拡大し、2030年までにすべてのイギリスの家庭に洋上の風力発電による電力が供給されるよう取り組んでいく考えを明らかにしました。
イギリスのジョンソン首相は6日、オンラインで開かれた与党・保守党大会で演説しました。

この中で、ジョンソン首相は、新型コロナウイルスによって深刻な打撃を受けた経済を立て直すために、クリーンなエネルギーへの投資を拡大する考えを明らかにし「今後10年間で、イギリスのすべての家庭に洋上の風力発電による電力が供給されるようになる」と述べました。

そして、風力発電用の次世代タービンの製造などを支援するため、工場や港周辺の整備に日本円でおよそ220億円を投資することなどによって、6万人の雇用が創出できると強調しました。

一方、イギリス国内で新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、感染対策をめぐって首相としての資質を問う声があがっていることについて、ジョンソン首相は、「政府の成功を望まない人たちの扇動的なプロパガンダだ」などと強く批判しました。

また、ことしの春、新型コロナウイルスに感染した際、太りすぎていたために病状が悪化したとして、回復したあとにおよそ12キロ減量したことを明らかにし、健康状態をアピールしました。