米軍制服組トップら自主隔離 沿岸警備隊の新型コロナ陽性受け

米軍制服組トップら自主隔離 沿岸警備隊の新型コロナ陽性受け
アメリカ国防総省は、沿岸警備隊の幹部に新型コロナウイルスの陽性反応が出たのを受けて、軍の制服組のトップにあたる統合参謀本部議長や各軍の幹部が自主隔離に入ったと明らかにしました。
これは、アメリカ国防総省が6日、発表したものです。

それによりますと、国防総省で、先週、各軍のトップや幹部が参加した会議が開かれましたが、出席者の1人で沿岸警備隊のナンバー2にあたる副司令官が今週、新型コロナウイルスの検査を受け、陽性反応が出たということです。

このため、軍の制服組のトップにあたるミリー統合参謀本部議長や空軍のトップ、ブラウン参謀総長宇宙軍のトップ、レイモンド作戦部長など複数の軍の幹部が念のための措置として自主隔離に入ったとしています。

国防総省は、自主隔離に入った幹部の一部しか明らかにしていませんが、アメリカのメディアは、陸軍や海軍それにサイバー軍のトップなども含まれているとしています。

この事態を受けて一部メディアは有事に備える軍の即応態勢にも影響を及ぼす可能性を指摘していますが、国防総省は、声明で、「軍の幹部たちは、自主隔離している場所から通常の任務を遂行できる」と強調し、任務に支障はないとしています。