日米外相会合・自由で開かれたインド太平洋実現へさらに連携

日米外相会合・自由で開かれたインド太平洋実現へさらに連携
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新型コロナウイルスの感染拡大以降、国内で初めて開かれる閣僚レベルの国際会議となる4か国外相会合を前に、茂木外務大臣はアメリカのポンペイオ国務長官と会談し、日米同盟の強化や自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、さらに連携していくことで一致しました。
茂木外務大臣は、日本を訪問しているアメリカのポンペイオ国務長官と、午前11時ごろから1時間余り、外務省の飯倉公館で昼食をともにしながら会談しました。

会談の冒頭、茂木大臣は「菅政権においても、地域や国際社会の平和と安定の礎である日米同盟を一層強化していく方針に変わりはない。自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、引き続き日米で国際社会をリードしていきたい」と述べました。

これに対しポンペイオ国務長官は「菅総理大臣から、就任後『自由で開かれたインド太平洋』は、地域の平和と安定の礎だということばをいただいた。それは日米関係においても同様だ」と述べ、両外相は日米同盟の強化や自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、さらに連携していくことで一致しました。

また、両外相は中国が進出を強める東シナ海や南シナ海の問題や、拉致問題を含む北朝鮮情勢をめぐって意見を交わし、問題の解決に向けて両国が一層緊密に連携していく方針で一致しました。

さらに、サイバーセキュリティーや新型コロナウイルスへの対応でも、関係国と連携しながら協力を強化していくことを確認しました。

6日午後には、菅総理大臣が初めての対面外交として総理大臣官邸でポンペイオ国務長官ら、アメリカ、オーストラリア、インドの3か国の外相と会談します。

そして、夕方から新型コロナウイルスの感染拡大以降、国内で初めて開かれる閣僚レベルの国際会議となる4か国外相会合が開かれます。