研修の自衛隊員28人が新型コロナ感染 バーベキューで拡大か

研修の自衛隊員28人が新型コロナ感染 バーベキューで拡大か
全国各地の駐屯地から1か所に集まって研修を受けていた28人の自衛隊員が、相次いで新型コロナウイルスに感染していたことが確認され、陸上自衛隊は、研修期間中の休日に行われたバーベキューで感染が広がったとみて詳しく調べています。
相次いで感染が確認されているのは、ことし7月から先月にかけて、東京と埼玉にまたがる朝霞駐屯地で行われていた研修に参加していた自衛隊員です。

陸上自衛隊によりますと、この研修には全国各地の駐屯地からおよそ190人の若手の女性隊員が参加し、5日までに感染が確認された人は北海道から沖縄まで、24の駐屯地の合わせて28人に上っています。

研修に参加した自衛隊員のうち同じクラスだった44人は、休日だった先月26日、親睦を深めるため民間のバスをチャーターして埼玉県内でバーベキューを行い、これまでに感染が確認された人は、全員このバーベキューに参加していたということです。

移動中のバスの車内で間隔を空けて座らないなど、感染を防ぐための対策が十分ではなかったとみられるということで、陸上自衛隊は、このバーベキューで感染が広がったとみて詳しく調べています。

陸上自衛隊は「国民の皆様に多大な不安をかけ、おわび申し上げたい。感染防止策を徹底し、信頼回復に努めたい」とコメントしています。