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JR東日本 「Go Toトラベル」で鉄道利用1割増加

今月最初の土日となった3日と4日、JR東日本の新幹線や特急列車の利用者数は、観光需要の喚起策に東京を発着する旅行が加わったことなどを背景に、前の週の土日と比べて1割余り増加したことがわかりました。
JR東日本によりますと、今月に入って最初の土日にあたる3日と4日の利用者数は、前の週の土日と比べて新幹線で13%増加、在来線の特急列車で15%増加したということです。

今月から政府の観光需要の喚起策「Go Toトラベル」の対象に、東京を発着する旅行が加わったことで、旅行需要が増えたのが主な要因です。

JRによりますと比較的、近い場所の旅行が目立ち、なかでも首都圏を出発して熱海や伊豆高原を訪れる人が多かったということです。

ただ、新型コロナウイルスの影響で前の年の同じ時期と比べると、新幹線と特急列車合わせて44%の水準にとどまっています。

JR東日本の深澤祐二社長は会見で「『Go Toトラベル』に東京が加わり、秋にかけて利用者が増えていくと期待している。列車の旅が安心だと理解してもらえるよう努力したい」と述べました。

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