新型コロナウイルスで経営が悪化した医療機関への支援策を検討しようと、自民党の岸田前政務調査会長は、近く、勉強会を発足させることにしています。

自民党の岸田前政務調査会長は、先の党総裁選挙で、新型コロナウイルスで経営が悪化した医療機関に対する財政支援を重要政策の1つに掲げました。

これも踏まえ岸田氏は具体策を検討するため、派閥横断の有志の議員をメンバーにして、近く勉強会を発足させる方針で、2日には都内の大学病院を視察しました。

勉強会では、医療関係者とも意見を交わしながら、年内をめどに提言をまとめ、来年度の予算編成に向けた党の議論に反映させたい考えです。

菅政権で政府や党の要職から外れた岸田氏としては、政策の立案や発信に取り組むことで、次の総裁選挙を見据え党内基盤を固めるとともに、存在感を示していくねらいがあります。