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自動走行ロボット専用の保険販売へ “コロナでニーズ高まる”

新型コロナウイルスの感染を防ぐため、人との接触が少ない自動走行ロボットの実証実験が各地で行われています。大手損害保険会社は、こうしたロボットによる事故に備えるための専用の保険を作りました。
無人で物を運んだり、消毒などの作業を行ったりする自動走行ロボットは、人との接触機会が減るため新型コロナウイルスの感染抑止にも効果があるとして、さまざまな企業や研究機関が実証実験を行っています。

しかし、事故に備えるための専用の保険がないことから、損保ジャパンは自動走行ロボットに特化した新たな保険を作りました。

自動走行ロボットが人にけがを負わせたり、運んでいる商品を破損させたりした場合、被害を補償するプランを用意し、販売先として実証実験を行う企業や大学、それに研究機関などを想定しているということです。

損保ジャパン自動運転タスクフォースの新海正史リーダーは、「コロナ禍では人が移動するよりも物を届けることに社会的ニーズが高まってきているので、保険を提供することで自動走行ロボットの実装に貢献したい」と話しています。

新型コロナウイルスの感染拡大で新しい生活様式への対応が求められるなか、新たなリスクに対応しようという動きが保険各社でさらに広がりそうです。

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