Go Toトラベル 東京追加 初の週末 各地で観光客にぎわう

Go Toトラベル 東京追加 初の週末 各地で観光客にぎわう
k10012646531_202010031213_202010031215.mp4
観光需要の喚起策、「Go Toトラベル」に東京発着の旅行が追加されて初めての週末となる3日、東京スカイツリーには午前中から多くの観光客が訪れました。
東京 墨田区の東京スカイツリーでは「Go Toトラベル」に東京発着の旅行が追加されるのに合わせて4日まで入場チケットの半額キャンペーンを行っているほか、「Go Toトラベル」のクーポンを当日券や施設内のカフェなどで使うことができます。

3日は午前中から多くの観光客が訪れ、地上350メートルの展望デッキから東京の景色を楽しんでいました。

一方、新型コロナウイルスの感染予防のために展望デッキに入る人数を通常の2割から3割程度に抑えたり、換気を強化したりするなどの対策をとっています。

大阪から「Go Toトラベル」を利用して東京に観光に来たという20代の女性は、「料金が安くなるので東京への旅行を決めました。感染の不安はありますが手洗いなどに気をつけようと思います」と話していました。

東京スカイツリー広報担当の網博行さんは「キャンペーンに東京が追加されたことで来場者が増えることを期待しています。感染症対策も強化しているので安心して来てもらいたいです」と話していました。

多くの観光客も「まだまだ少ない」京都 嵐山

京都の観光地、嵐山では多くの観光客の姿が見られました。

嵐山では、新型コロナウイルスの影響で、外国人だけでなく国内の観光客も大幅に減り、土産物店や飲食店などが大きな打撃を受けています。

その後、「Go Toトラベル」が始まって訪れる人が徐々に増え、さらに今月から東京発着の旅行も対象に加わり、3日は多くの観光客の姿が見られました。

それでも、地元のつくだ煮の販売店によりますと、訪れる人は例年に比べまだまだ少ない状況だということです。

従業員の女性は、「キャンペーンが始まってからふだんより少し多めに買い物をしたいという人もいて期待しています。感染対策を徹底しつつ、多くの方に来ていただきたい」と話していました。

“長いつり橋”にぎわう 静岡 三島

首都圏から近い静岡県三島市にある観光施設は、利用者に発行されるクーポンを使いやすいよう入場料金や土産物の価格を設定し、多くの観光客を迎えています。

首都圏などから年間100万人の来場者が訪れる静岡県三島市にある「三島スカイウォーク」は、日本一長いという歩行者専用のつり橋やアスレチックが人気です。

3日は午前中から、駐車場に東京都内など県外ナンバーの車がたくさん止まりチケット売り場にも行列ができていました。

この施設では、Go Toトラベルの利用者に発行される「地域共通クーポン」が利用でき、つり橋とアスレチックなどの入場券をセットで販売するほか、2000円のお菓子の詰め合わせなど、クーポンを使いやすいよう価格を設定しているということです。

都内から夫婦で訪れた50代の女性は、「これまでは旅行ができていませんでしたが、かつてのにぎわいが戻りつつあると思いました。クーポンもお得でうれしいです」と話していました。

三島スカイウォークの田中信太郎さんは、「来場者数はことし5月までは去年と比べて9割減りましたが先月は7割減まで回復しました。地域共通クーポンはわれわれのような施設ではいちばん恩恵を受けられると期待していて、東京などから多くの方に訪れてほしいです」と話していました。