和歌山 熊野本宮大社 初詣はコロナ感染防止で「分散参拝」を

和歌山 熊野本宮大社 初詣はコロナ感染防止で「分散参拝」を
和歌山県田辺市にある世界遺産、熊野本宮大社は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、来年の正月の初詣で三が日の参拝をなるべく避けてもらうなど、「分散参拝」を呼びかけることになりました。
田辺市本宮町にある世界遺産、熊野本宮大社は、毎年、正月の三が日には初詣で混雑し、ことしは全国からおよそ47万人が参拝しました。

しかし、新型コロナウイルスの感染が続く中、熊野本宮大社は来年の正月三が日について、感染防止の観点から「分散参拝」を呼びかけることを決めました。
参拝場所も熊野本宮大社の本殿に加えて、大社からおよそ700メートル離れた所に大型のテントを設置します。この場所は「大斎原」と呼ばれ、明治22年の水害で社殿が流されるまで熊野本宮大社があったということで、ここで初詣が行われるのは132年ぶりだということです。

また、初詣の期間も1月1日から17日までと例年よりも長く設定するということです。

熊野本宮大社の九鬼家隆宮司は「新型コロナの中で世界遺産の町として安心安全なお参りの方法について考えてきました。参拝者の皆さんにもぜひご協力をお願いします」と話していました。