専門学校生殺害 男に懲役19年判決 強盗殺人罪認めず 東京地裁

専門学校生殺害 男に懲役19年判決 強盗殺人罪認めず 東京地裁
おととし、東京 練馬区で専門学校生の20歳の女性を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた被告に対し、東京地方裁判所は、強盗殺人罪の成立は認めず、殺人と窃盗の罪にあたるとして、懲役19年を言い渡しました。
無職の熊澤義信被告(29)は、平成30年、練馬区の学生寮で専門学校生の谷口夏希さん(20)を殺害し、遺体を福島県いわき市まで車で運んだうえ、クレジットカードなどを奪ったとして、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われました。

被告は殺害を認めたものの、金品を奪う目的はなかったとして、起訴内容の一部を争ったのに対し、検察は無期懲役を求刑していました。
2日の判決で、東京地方裁判所の野原俊郎裁判長は「別れ話のもつれから怒りを募らせたことが殺害の動機になっていたと認められる。カードで引き出した現金を遺体を遺棄するための道具の購入に使うなど、殺害までに金を奪う目的があった者の行動としては不自然だ」と指摘し、強盗殺人罪の成立は認めず、殺人と窃盗の罪に当たると判断しました。

そのうえで、「動機は身勝手で短絡的というしかない。遺体を遺棄したことも強く非難されるべきだ」として、懲役19年を言い渡しました。