違反外出の時津風親方を「降格」 松ヶ根親方を「けん責」処分

違反外出の時津風親方を「降格」 松ヶ根親方を「けん責」処分
日本相撲協会は新型コロナウイルスの感染拡大防止のために通知した行動制限に反して不要不急の外出をしたとして、時津風親方を2階級降格、松ヶ根親方を「けん責」の懲戒処分としました。
日本相撲協会は1日東京 両国の国技館で理事会を開き、感染拡大防止のために通知した行動制限に違反して外出したとして秋場所中などに謹慎していた2人の親方の処分について協議しました。

相撲協会の調査によりますと、元幕内 時津海の時津風親方は、不要不急の外出が禁止された秋場所の番付発表後の9月4日から5日にかけて宮城県へ旅行して居酒屋で飲食しゴルフに行くなどしていたということです。

相撲協会は、時津風親方が過去に懲戒処分を受けているほか、弟子を指導する立場からみずからを厳しく律しなければならないのに軽薄な行為は許しがたく行動の責任は重いなどとして委員から年寄への2階級「降格」の懲戒処分としました。

一方、元幕内、玉力道の松ヶ根親方は、不要不急の外出が禁止された期間家族と4回にわたって外食していたということで、協会員が窮屈な生活に耐えている中、軽薄さが際立っていて寛大な処分では、他の協会員への示しがつかないなどとして「けん責」の懲戒処分となりました。

日本相撲協会の芝田山広報部長は「期間を設けて指針を出して注意喚起をしているのでそれに沿って行動してほしいということだ」と話し相撲協会は改めてすべての協会員に対して感染拡大防止のガイドラインと行動規制の順守を徹底するよう通知を出しました。