京都 北野天満宮で「ずいき祭」 豊作に感謝 コロナ終息も祈る

京都 北野天満宮で「ずいき祭」 豊作に感謝 コロナ終息も祈る
京都の北野天満宮で秋の豊作に感謝をささげる「ずいき祭」が始まりました。
北野天満宮の「ずいき祭」は、秋の豊作への感謝をささげる恒例の行事で、毎年、サトイモの茎の「ずいき」で屋根をふき、野菜や果物で飾りつけた「ずいきみこし」が町なかを練り歩きます。

ことしは新型コロナウイルスの影響で人の密集を避けるため、練り歩きは中止となりましたが、みこしは例年通りにつくることになりました。

1日は神事に合わせて保存会の人たちが赤ナスやとうがらしを使ってみこしを飾りつけていきました。

ことしは新型コロナウイルスの終息を祈って、乾燥させたパイナップルなどで妖怪の「アマビエ」などを模した邪気払いの飾りつけも施されました。

西之京ずいきみこし保存会の佐伯昌和会長は、「練り歩きがなくなって残念ですが、京都には土の香りがするおみこしがあることを知ってもらいたい」と話していました。

この「ずいきみこし」は、北野天満宮に今月4日まで展示されます。