ベトナム人新入社員 入国制限緩和で4か月遅れの入社式

ベトナム人新入社員 入国制限緩和で4か月遅れの入社式
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた入国制限が緩和されるなか、1日、都内の企業では3人のベトナム人が予定より4か月遅れて入社式に臨みました。
入社式を開いたのは、太陽光発電事業などを手がける東京 港区の企業「afterFIT」です。

この会社は、優秀な人材を確保できるとして、東南アジアを中心に外国人の採用を増やしていて、1日はこの春、現地の大学を卒業した3人のベトナム人男性が入社しました。

当初は、ことし6月に入社する予定でしたが、感染拡大の影響で来日できず、入国制限の緩和を待って4か月遅れでの入社となりました。
式では、3人がそれぞれ日本語で自己紹介し「趣味はチェスです。1日でも早く戦力になれるよう頑張ります」などと決意を述べていました。

来日できない期間、3人はベトナムの現地法人で就業実習をしていたということで、新入社員の1人、チャン・クアン・カーイさんは「いつから日本で働けるかわからず不安でしたが、入社できて夢のようにうれしいです」と話していました。

会社の谷本貫造社長は「入国制限の緩和の流れは、会社にとってもありがたいが、逆に制限が厳しくなっている国もあって、今後は見通せないため、早く感染が落ち着いてほしいです」と話していました。