社会

天皇皇后両陛下 教育関係者が新型コロナ対応を説明

天皇皇后両陛下は、新型コロナウイルスの影響が続くなか、学校教育の関係者から現状や取り組みについて説明を受けられました。
両陛下は、感染拡大の影響が続くなか、さまざまな分野の専門家などから詳しい説明を受けられています。1日は、小中学校の校長や文部科学省の幹部ら4人から予定の倍近い2時間近くにわたって話を聞かれました。

この中で、天皇陛下は学校現場でさまざまな工夫が行われていることに敬意を表すとともに、「先生方にもかなり疲れが出ているのではないでしょうか」などと学校関係者を気遣われたということです。

また、皇后さまは、子どもたちの生活をはじめ、貧困家庭への対応や児童虐待、それに心のケアなどについて、熱心に質問を繰り返されたということです。

そして、休校期間中、教員が電話やパソコン、タブレット端末などで生徒と関わることで、通常よりも深く話せる機会も生まれたと説明を受けると、天皇陛下は「コロナを経て見えてきたことをチャンスに変える発想の転換も必要ですね」などと述べられたということです。

説明に参加した東京都公立小学校長会の会長を務める喜名朝博さんは、「教職員へのねぎらいのことばと両陛下が子どもたちの状況にとても関心を持たれていることに感銘を受けました」と話していました。

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