クウェート ナワフ皇太子が新首長に即位 外交手腕問われる

中東のクウェートでサバハ首長が死去したことを受け、新しい首長に83歳のナワフ皇太子が即位しました。隣国サウジアラビアとイランの対立が深まる中、湾岸地域の安定に向けて存在感を発揮できるのか、外交手腕が問われます。
クウェートでは15年間にわたって国を統治してきたサバハ首長が、滞在先のアメリカで91歳で亡くなりました。

これを受けて30日、サバハ首長の弟で83歳のナワフ皇太子が議会で宣誓し、新しい首長に即位しました。

ナワフ新首長は「クウェートは深刻な状況に置かれ、厳しい課題に直面している。連携して努力し乗り越えていくしかない」と述べ、原油安や新型コロナウイルスの影響で国内経済が疲弊する中、立て直しに全力を尽くす考えを示しました。

ナワフ新首長は1991年の湾岸戦争のあと、社会問題や労働を担当する閣僚としてクウェートの復興に力を尽くし、第1副首相や内相を経て2006年から皇太子を務めてきました。

亡くなったサバハ前首長が外交の仲介役として湾岸地域の安定に力を尽くしてきたこともあり、ペルシャ湾をはさんで向かい合うサウジアラビアとイランの対立が深まる中、存在感を発揮できるのか、その手腕が問われます。