国連安保理が緊急会合 アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘で

国連安保理が緊急会合 アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘で
国連の安全保障理事会は、旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアが係争地をめぐって大規模な戦闘になっていることを受けて、29日緊急の会合を開き、双方の武力の行使を厳しく非難したうえで、対話の再開を求めることで一致しました。
アゼルバイジャンとアルメニアの間では、アゼルバイジャン西部に位置するナゴルノカラバフ自治州を巡って大規模な戦闘になり、29日までの3日間で死者は双方合わせて100人に上っています。

この事態を受けて、国連の安全保障理事会は29日緊急の会合を開き、議長を務めるニジェールのアバーリ国連大使は、各国が大規模な戦闘に懸念を示し、双方の武力の行使を厳しく非難するとともに、民間人の犠牲が出たことに遺憾の意を表明したことを明らかにしました。

そして、国連のグテーレス事務総長による即時停戦の呼びかけを支持するとしたうえで、これまで両国の紛争解決の仲介に当たってきたOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構が中心的な役割を果たすことを全面的に支援し、両国には対話の再開に向けてOSCEと取り組むよう求めています。

一方、国連総会では29日、両国の代表が今回の戦闘について相手側を非難する場面もあり、対立の根深さを国際社会に印象づけました。