ドイツ 新型コロナで新対策 パーティーの参加人数を制限

ドイツ 新型コロナで新対策 パーティーの参加人数を制限
ドイツのメルケル首相は新型コロナウイルスの感染が拡大していることから、公共の場でのパーティーの参加人数を制限するなどの新たな対策を発表しました。
ドイツではことし7月下旬以降、新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、感染症対策にあたる政府の研究機関によりますと、今月中旬からは1日の新たな感染者数が2000人前後となる日が続いています。

この状況についてメルケル首相は29日、記者会見で懸念を示し、このまま感染の拡大が続けばことし12月には1日の新たな感染者数が1万9000人を超えるおそれがあるとして、危機感を示しました。

そのうえで結婚式などのパーティーを通じた感染が相次いでいることから、感染が拡大している地域では、人が集まる際、公共の場などでは参加者を25人までに制限し、自宅などでは10人までとすることを奨励するとした新たな対策を発表しました。

メルケル首相は、「地域ごとにねらいを定めて対応したい。全国的なロックダウンは避けなければならない」と述べ、経済や社会に与える影響を最小限に抑えながら、感染拡大を食い止める対策を徹底するよう改めて呼びかけました。