タクシーの窓閉めたまま 車内の換気できる装置の実証実験 青森

タクシーの窓閉めたまま 車内の換気できる装置の実証実験 青森
k10012640301_202009292047_202009292048.mp4
タクシーの車内で新型コロナウイルスに感染するリスクを減らそうと、窓を閉めたままでも車内を換気することができる装置の実証実験が青森県八戸市で行われました。
この装置は、八戸市の八戸工業大学が開発を進めていて、実験にはタクシー協会や国土交通省の職員が参加しました。

装置は縦およそ10センチ、横およそ20センチの大きさで、2つのファンが取り付けられています。

窓に設置することで、窓とドアのわずかな隙間から換気することができるということです。

実験は、車の後部座席にウイルスに見立てた煙を噴射し、車内に煙を停滞させて行います。
後部座席の窓に装置を取り付け、窓を閉めたままでも空気が素早く換気されることを確かめていました。

八戸工業大学は、装置があれば雨の日や冬の気温が低いときでも、窓を閉めたまま換気ができるとしていて、早期の実用化を目指すことにしています。

装置の開発に携わった八戸工業大学の浅川拓克准教授は「タクシーの利用者も運転手も安心できるような装置を作っていきたい」と話していました。

八戸市タクシー協会の三浦浩副会長は「Go Toトラベルの対象が拡大すれば観光客が増えると思うので、運転手を守るための対策を積極的に取り入れていきたい」と話していました。