8月の自動車生産台数 前年同期比12%減 減少幅は縮小続く

8月の自動車生産台数 前年同期比12%減 減少幅は縮小続く
日本の自動車メーカー8社が、先月、国内と海外で生産した車の台数は、去年の同じ月と比べて12%減少しました。新型コロナウイルスの影響が続いているものの、中国での生産回復がけん引し、マイナス幅の縮小が続いています。
自動車メーカー8社によりますと先月国内と海外で生産した車の台数は合わせて186万8700台余りで、去年の同じ月と比べて12%減少しました。

新型コロナウイルスの影響が今も残り、車の販売が振るわない状況が続いているものの、去年の同じ月と比べたマイナス幅は6月は25%、7月は14%と次第に縮小しています。

このうち、海外での生産はマイナス幅が10%を切り、とりわけ中国では、新車に買い替える際の補助金の支給など政府の経済対策の効果で前年の実績を逆に上回って、全体の持ち直し傾向をけん引しています。

メーカー別ではスズキが8か月ぶりに、SUBARUが2か月連続で前年の実績を上回りました。

ただ、新型コロナウイルスの影響は長期化する懸念も出ていて、車の生産の持ち直し傾向が今後も続くのかが焦点です。