菅首相 観光業回復へ政策プラン 年末までの策定を指示

菅首相 観光業回復へ政策プラン 年末までの策定を指示
新型コロナウイルスの影響で観光需要が低迷する中、政府の「観光戦略実行推進会議」が、菅内閣の発足後初めて開かれ、菅総理大臣は、感染対策を講じながら、観光業を回復させるために必要な政策プランを年末までに策定するよう指示しました。
菅内閣の発足後初めてとなる、政府の「観光戦略実行推進会議」には、菅総理大臣や赤羽国土交通大臣ら関係閣僚のほか、ホテルの経営者などの有識者が出席しました。

この中で、菅総理大臣は、観光需要を喚起するため、「Go Toキャンペーン」などの支援策に取り組んできたとして、「さらなる回復に向けて、個人旅行や、インバウンド向けの施設への改修、事業継承の支援、外国語の看板や案内、『ワーケーション』をはじめとした、旅行市場の拡大などを含めた幅広い対策が必要だ」と指摘しました。

そのうえで、感染対策を講じながら、観光業を回復させるために必要な政策プランを、観光庁が中心となって、年末までに策定するよう指示しました。

そして、「観光は、文化施設、国立公園を含め、多くの役所に関係する施策だ。その復活のためには、それぞれの省庁が知恵を絞る必要があり、縦割りを打破し、前例にとらわれず、政府一体で取り組んでいきたい」と述べました。