入国制限措置緩和 補講など留学生への配慮を要請 萩生田文科相

入国制限措置緩和 補講など留学生への配慮を要請 萩生田文科相
10月からの入国制限措置の緩和で、順次入国が認められる外国人留学生について、萩生田文部科学大臣は、学ぶ機会を失った分を補講の実施で賄うなど、今後の留学生の修学に支障が生じないよう大学側に要請する考えを示しました。
新型コロナウイルス対策をめぐり、政府は、10月から原則、全世界を対象に入国制限措置を緩和し、ビジネス関係者などとともに外国人留学生についても入国を順次、認めることとしています。

こうした中、萩生田文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「外国人留学生に補講の実施など必要な配慮を行ってもらえるよう、大学に依頼したい」と述べ、今後の留学生の修学に支障が生じないよう大学側に要請する考えを示しました。

そのうえで、萩生田大臣は「遅れて入国する留学生にきめ細かな対応をするのは、学校にとって一定の負担になるだろう。オンラインの活用にかかる通信費用など合理的な試みによるものなら、文部科学省として支援をすることもやぶさかではない」と述べました。