初の「大学入学共通テスト」願書受け付け開始 10月8日まで

初の「大学入学共通テスト」願書受け付け開始 10月8日まで
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およそ30年続いた大学入試センター試験に代わり、来年1月にスタートする「大学入学共通テスト」の出願の受け付けが28日から始まりました。
大学入学共通テストは、思考力や判断力などを重視した入試への改革が必要だとして導入が決まり、センター試験に代わって来年1月に初めて実施されます。

28日は、共通テストの願書の受け付けが東京 目黒区の「大学入試センター」で始まり、職員たちが郵送されてきた願書を運び込み、必要な書類が同封されているかや記入漏れがないかなどを1通ずつ確認していました。

共通テストには当初、入試改革の柱として、英語の民間試験と国語と数学の記述式問題が導入される予定でしたが、制度の不備への指摘が相次ぎいずれも見送られたことから、出題方法はこれまでどおり、マークシート方式が維持されることになりました。

一方、内容は思考力や判断力などが求められる問題が重視されるようになり、英語の配点は、これまで「筆記」が200点、リスニングが50点でしたが、「筆記」の名称を「リーディング」に変えたうえでそれぞれ100点ずつに変更されます。

ことしは新型コロナウイルスの影響で、休校が長期化し学習が遅れたことなどを考慮して、本試験は来年1月16日と17日の2日間と、その2週間後となる1月30日と31日の2日間の、2回の日程で行われます。

文部科学省がことし7月までに高校などに行った意向調査では、第1日程にはおよそ43万人が、第2日程には3万人余りが受験の意向を示しているということです。

大学入試センターの川岸哲也係長は「2つの日程分の試験場の確保などは滞りなく準備を進めていきたい。コロナ対策で大変な中だと思うが、受験生の皆さんには当日に向け頑張っていただきたい」と話していました。

出願の受け付けは、9月28日から10月8日まで行われます。

官房長官「受験機会を最大限確保」

加藤官房長官は、28日午前の記者会見で「新型コロナウイルス感染症という特例的な事態の中で、受験生が安心して受験できるよう、受験機会を最大限確保する観点から、出願の時から第2日程を選択できるようにしたと承知している。文部科学省で関係各所と緊密に連携しながら引き続き必要な準備を進めていただきたい」と述べました。