5G対応スマホなど最新技術で国宝を鑑賞 東京国立博物館

5G対応スマホなど最新技術で国宝を鑑賞 東京国立博物館
国宝「聖徳太子絵伝」の高精細の複製画に5G対応のスマートフォンをかざして細部を拡大して見るなど、最新技術を使って文化財を鑑賞する新たな展示が、29日から東京国立博物館で行われます。
国宝「聖徳太子絵伝」は、今からおよそ1000年前の平安時代に描かれた障子絵で、聖徳太子にまつわる58のエピソードが場面ごとに描かれていますが、劣化を防ぐため公開は年に1度に限られています。

作品を所蔵する東京国立博物館は、この絵に広く親しんでもらおうと、高精細の複製画と最新技術を組み合わせた新たな展示を行います。

新しい通信規格の5Gに対応したスマートフォンを複製画の見たい場所にかざすと、スマホの画面に場面の説明と画像が映し出され、そのままでは見ることが難しい細部まで拡大して鑑賞することができます。

また、特殊な眼鏡をかけると、絵の中では剥がれて見えにくくなっている登場人物などがAR=拡張現実の技術でアニメーションで動き出し、場面ごとに分かりやすく解説してくれます。

東京国立博物館の沖松健次郎絵画・彫刻室長は「最先端技術の活用によって、より多くの人が文化財に親しむきっかけにしたい」と話しています。

この展示は29日から来月25日まで事前予約制で行われ、博物館のウェブサイトでは、会場に行かなくてもスマートフォンやタブレットで楽しめるコンテンツが提供されます。