レバノン 首相候補が組閣断念し指名辞退 復興への影響懸念

レバノン 首相候補が組閣断念し指名辞退 復興への影響懸念
首都ベイルートで起きた大規模な爆発を受けて内閣が総辞職した中東のレバノンで、首相候補に指名されていたムスタファ・アディブ氏が26日、組閣を断念し、首相の指名を辞退すると表明しました。政治の停滞が長引き復興への影響が懸念されます。
レバノンでは先月4日に首都ベイルートの港で起きた大規模な爆発を受けて当時の内閣が責任をとって総辞職し、ドイツ駐在の大使だったムスタファ・アディブ氏が新たな首相候補に指名され組閣作業を進めていました。

しかしアディブ氏は26日、「私の組閣案は失敗に終わることが明らかになった」と述べ、組閣を断念して首相の指名を辞退すると表明しました。

レバノンの政治では、異なる宗教や宗派に基づく派閥が力を持っていて、現地メディアは、財務相のポストをめぐってイスラム教シーア派の政党などとの間で調整がつかなかったと伝えています。

財政難のレバノン政府は、爆発からの復興のため外国の支援を必要としていますが、いち早く支援の方針を示したフランスのマクロン大統領からは、財政支援の条件として政治改革や早期の組閣を求められています。

政治の停滞が長引くことで復興への影響が懸念されます。