仏で風力発電利用の水素工場建設へ 二酸化炭素を排出せず製造

仏で風力発電利用の水素工場建設へ 二酸化炭素を排出せず製造
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フランスでは、次世代のエネルギーとされる水素を、風力発電を利用して二酸化炭素を排出せずに製造する工場が建設されることになり、エネルギーの脱炭素化を進めるプロジェクトとして期待されています。
水素の製造工場は、フランスのスタートアップ企業が地方政府などの支援を受けて西部ナント近郊の海沿いに建設する予定で、26日、現地で記者発表が行われました。

工場は、近くの風力発電機から直接、電力の供給を受けて海水から水素を製造するため、製造過程で温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないということです。

企業によりますと、再生可能エネルギーだけを利用する水素の製造工場は、ヨーロッパで初めてだとしています。

工場は来年5月から稼働する予定で、1日に最大1トンの水素を製造し、周辺の地域で運行する水素バスなどに供給されるということです。

水素を燃料とする自動車や航空機は、二酸化炭素を排出しないことから世界各国で開発が進められていますが、ほとんどの場合、水素を製造する過程で温室効果ガスが排出されています。

製造過程でも二酸化炭素を排出しない今回の工場は、エネルギーの脱炭素化を一層進めるプロジェクトとして期待されています。

企業のマチュ・ゲネCEOは「化石燃料を利用して水素を製造すれば、ガソリンと何もかわらない。だからこそ二酸化炭素を排出しないで製造される水素が必要だ」と話していました。