法務省 概算要求 3密防止へ矯正施設建て替え費用盛り込む方針

法務省 概算要求 3密防止へ矯正施設建て替え費用盛り込む方針
いわゆる「3つの密」が発生しやすい刑務所などの矯正施設で、新型コロナウイルスの感染を防止するため、法務省は感染対策が不十分な老朽化した施設の建て替え費用などとして、来年度予算案の概算要求におよそ465億円を盛り込む方針です。
来年度予算案の概算要求で、法務省は今年度の当初予算より6%多い、およそ8363億円を求める方針を固めました。

この中には、新型コロナウイルス対策として、診療室が壁で仕切られていないなど感染対策が不十分な老朽化した刑務所の建て替えや、マスクや防護服、医療用ガウンなどを施設内で生産する体制を強化する費用として、およそ465億円を計上しています。

また、新型コロナウイルスの影響による給与の減少や解雇などに関するトラブルが増えているとして、オンラインや電話による相談体制を充実させるとともに、利用増加が見込まれる経済的に余裕のない人を対象とした弁護士費用を立て替える制度の費用としておよそ360億円を盛り込みました。