今夏 海水浴場でない海で遊泳 関東と静岡県で計12人死亡

今夏 海水浴場でない海で遊泳 関東と静岡県で計12人死亡
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ことし7月中旬から8月末の夏の時期に、関東地方と静岡県では、海水浴場ではない海での遊泳中の事故が相次ぎ、過去5年で最も多い12人が死亡しました。一方、新型コロナウイルスの影響でことしは開設されなかった海水浴場でけがをした人は1人だけでした。
関東地方などの沖合を管轄する第3管区海上保安本部によりますと、ことし7月16日から8月末までに、海で遊泳中に溺れたり、けがをしたりして救助された人は41人で、このうち13人が死亡しました。

亡くなった13人のうち12人は、例年から海水浴場になっていない海で溺れるなどしていて、こうした場所で死亡した人は過去5年で最も多くなりました。

一方、感染拡大の影響でことしの開設を見送った海水浴場で泳いでいてけがをした人は1人だけでした。

海上保安本部は、ことし開設されなかった海水浴場での遊泳の自粛が繰り返し呼びかけられたことで、かえってふだんから海水浴場にならない海で泳ぐ人が増え、事故が増加したのではないかとみていて、救助の体制や監視の目が手薄になる海では遊泳を控えるように引き続き求めています。