東海道新幹線 “4連休”は去年同期比の52%にまで回復

東海道新幹線 “4連休”は去年同期比の52%にまで回復
JR東海の金子慎社長は、東海道新幹線の利用者が4連休を含む22日までの5日間は、去年の同じ時期の52%まで回復したことを明らかにしたうえで、今後、「Go Toトラベル」の対象に東京発着の旅行が加わる効果に期待感を示しました。
JR東海によりますと、東海道新幹線の利用者の数は、今月1日から23日までで見ますと、去年の同じ時期の38%にとどまっています。

ただ、4連休を含む18日から22日までの5日間に限ってみますと、52%に上り、いくぶん回復したということです。

金子社長は24日の記者会見で「4連休は久々に旅行に出かけた方も多かったようだが、年度の累計では対前年比で23%と依然、低迷している」と述べました。

そのうえで、観光需要の喚起策「Go Toトラベル」で東京発着の旅行が来月1日から割り引きの対象に加わることについて「旅行会社からも手応えがあると聞いている。価格的には相当インパクトがある施策で、回復のスピードが一段と上がればいいと期待している」と述べました。

また、今年度の業績予想を現在も「未定」としていることについては「収入の9割が新幹線で、利用状況は感染拡大にかなり敏感だ。動きを見定めてから示したい」と述べました。