デパート8月売上げ 前年同期比22%減 新型コロナ影響続く

デパート8月売上げ 前年同期比22%減 新型コロナ影響続く
全国のデパートの先月の売り上げは、去年の同じ時期と比べて22%減少し、前の月よりも減少幅が拡大しました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で夏休み中の大型の催し物が中止されたことなどから客足が遠のき、厳しい状況が続いています。
日本百貨店協会によりますと、全国のデパート203店舗の先月の売り上げは合わせて3231億円余りで、1年前も営業していた店どうしの比較で、去年の同じ月と比べて22%減少しました。

新型コロナウイルスの感染者が再び増加し、外出を控える傾向が強まったほか、大型の催し物が中止されたことなどから客足が遠のき、売り上げの減少幅は前の月より1.7ポイント拡大し、厳しい状況が続いています。

また、全国の主なデパート40店舗の今月1日から16日までの売り上げは、台風による一部地域での休業のほか、去年の消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動などから、去年の同じ時期と比べておよそ35%の減少となりました。

日本百貨店協会では、全体の売り上げは減少しているものの、ネットでの販売が徐々に広がっているほか物産展のオンライン開催なども好評だということで、各店舗ではこうした取り組みにさらに力を入れたいとしています。