修学旅行は小豆島 新型コロナの影響で増加 香川

修学旅行は小豆島 新型コロナの影響で増加 香川
新型コロナウイルスの影響で、長距離の移動を伴う修学旅行を見合わせる学校が増える中、関西にも近い香川県小豆島では、県内や県外からの修学旅行が増えています。
例年1泊2日で京都や奈良に向かう香川県三豊市の5つの小学校も、ことしの修学旅行を小豆島への日帰り旅行に変更し、午前中、6年生90人ほどが高松港からフェリーで小豆島へ渡りました。
一行は島に到着すると、およそ500匹のニホンザルが放し飼いにされている動物園に向かい、猿を間近に見たり、写真を撮ったりしていました。

高松と小豆島を結ぶフェリーの運航会社によりますと、去年9月と10月にこの航路を旅行で利用した学校は1校でしたが、ことしは今月と来月の2か月間で香川県内に加え、高知県や兵庫県など合わせて65の小中学校から旅行の予約が入っているということです。

小学6年生の男の子は「小豆島は初めてです。京都ではできなかったような思い出を作ることができてよかったです」と話していました。

笠田小学校の多田羅由理校長は「県外で宿泊すると、人との接触が増えると思い、日帰りにしました。子どもたちには旅行を通じて小豆島の魅力を見つけてほしい」と話していました。