菅首相 国連事務総長と電話会談 新型コロナ対策などで連携確認

菅首相 国連事務総長と電話会談 新型コロナ対策などで連携確認
菅総理大臣は、国連のグテーレス事務総長と電話で会談し、新型コロナウイルスへの取り組みについて、日本として、今後も貢献していく考えを示し、引き続き、連携していくことを確認しました。
電話会談は、日本側の申し出で、24日午前8時前からおよそ20分間行われました。

この中で、グテーレス事務総長が、総理大臣就任への祝意を伝えたのに対し、菅総理大臣は、謝意を示したうえで、「日本は、多国間主義を重視し、『自由で開かれたインド太平洋』を通じた法の支配の実現を目指しており、緊密に連携していきたい」と述べました。

そして、新型コロナウイルスへの取り組みについて、グテーレス事務総長が、「日本の国際的な貢献を改めて評価する」と述べたのに対し、菅総理大臣は、今後も貢献していきたいと応じ、引き続き、連携していくことを確認しました。

また、両氏は、平和構築や気候変動など幅広い分野での連携でも一致しました。

さらに、菅総理大臣が、北朝鮮の拉致問題の早期解決に向けて、理解と協力を求めたのに対し、グテーレス事務総長は、全面的に支持する意向を示し、北朝鮮の非核化を進めることの重要性を強調しました。