来年2月の別府大分毎日マラソンが1年延期 新型コロナの影響で

来年2月の別府大分毎日マラソンが1年延期 新型コロナの影響で
国内トップクラスの選手が参加して、2月に行われる別府大分毎日マラソンの来年の大会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、1年延期されることになりました。
別府大分毎日マラソンは、国内トップクラスの選手や市民ランナーなど、およそ3500人が参加するマラソン大会で、大分市内をスタートとゴール地点にして毎年2月に行われています。

ことし2月の大会では、視覚障害のクラスに出場した東京パラリンピック代表に内定している、道下美里選手が世界新記録をマークしています。

23日は大会を主催する九州陸上競技協会などが記者会見を開き、来年2月の大会は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、1年延期することを発表しました。

大会事務局では参加ランナーの人数を減らした形での開催も検討しましたが、2500人にのぼるボランティアの人数を減らすことが難しいことや、大会の時期とインフルエンザが流行する時期が重なることなどから、延期を決めたということです。

大会が延期となるのは、第1回大会が開催された昭和27年以降で初めてです。

九州陸上競技協会の八木雅夫理事長は「大会を心待ちにしていたランナーをはじめ、申し訳なく思っている。次の大会は70回の記念大会となるので盛り上げられるように今から準備したい」と話しています。