ゆうちょ銀行 デビットカードでも不正送金など被害332万円余

ゆうちょ銀行 デビットカードでも不正送金など被害332万円余
ゆうちょ銀行で、「ドコモ口座」などの電子決済サービスに加え、みずからが運営するデビットカード・プリペイドカードの「mijica」でも不正なアクセスによって、貯金を引き出され送金されるなどの被害が出ていたことが分かりました。
これまでに確認された被害は332万円余りに上ります。
貯金の不正な引き出しなどが新たに見つかったのは、ゆうちょ銀行が3年前から発行しているデビットカード・プリペイドカードの「mijica」です。

先月から今月にかけて何者かが利用者になりすましてmijicaの専用のサイトに不正にアクセスし、口座の貯金やカードにチャージされているお金を、別の名義のカードに送金していました。

これまでのところ被害にあったのは54人で、すべてゆうちょ銀行に口座を持ちmijicaを実際に発行済みの人だということで、被害額は合わせて332万2000円に上るということです。

詳しい手口は分かっていませんが、被害は先月8日と今月6日それに15日の3日間に集中し、ほとんどの場合、送金などの利用通知の宛先となるメールアドレスが勝手に変更されていました。

また、送金するにはログインIDとパスワードに加えて、カードの裏面に記載されている5ケタの数字を入力する必要がありますが、不正なアクセスでこの数字も入力されるなどして、セキュリティーが破られていたということです。

中には50万円を引き出された人もいるということで、銀行は被害の全額を補償するとしています。

このカードの会員はおよそ20万人に上り、銀行は今月16日からこのカードの送金機能を停止したうえで、身に覚えのない取り引きやメールの宛先変更の通知があった場合は、連絡するよう呼びかけています。

ゆうちょ銀行では、このほかにも「ドコモ口座」など7つの電子決済サービスで貯金の不正な引き出しが明らかになっていますが、今回の被害について「当初は被害の人数が限られているとして、送金機能の停止が遅れ、被害を拡大させたことを反省している」とコメントしています。