東京 新型コロナ 感染確認は88人 2日連続で100人下回る

東京 新型コロナ 感染確認は88人 2日連続で100人下回る
東京都は、22日都内で新たに88人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1日の感染の確認が100人を下回るのは2日連続ですが、都の担当者は「連休中の数字なので、感染者が減少している状況に入ったとは言えない。感染防止に努めてほしい」と話しています。
東京都は22日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて88人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、10歳未満が1人、10代が2人、20代が22人、30代が18人、40代が17人、50代が12人、60代が4人、70代が6人、80代が4人、90代が2人です。

都内で1日の感染の確認が100人を下回るのは2日連続です。

これについて都の担当者は「連休中の数字なので、感染者が減少している状況に入ったとは言えない。4連休の影響が出るとしたら来週になってからで、どれくらい感染者が出るか注視していかないといけない。人が多くなればそれだけ感染のリスクも高まると思うので、これまで以上に外に出るときや家の中、いろいろなところで感染防止に努めてほしい」と話しています。

88人のうち、およそ53%に当たる47人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ47%に当たる41人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者のうち、家庭内の感染が最も多く17人、会食が8人、職場内が7人、施設内が5人、夜間営業する接待を伴う飲食店が2人などとなっています。

このうち会食では、親戚9人による会食に参加した両親と子ども1人の3人の感染が確認され、保健所の調査によりますと、この会食の参加者で感染した人は合わせて6人になりました。

また、夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者では、これまでに関係者6人の感染が確認されていたナイトクラブで、従業員1人の感染が新たに確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて2万4394人になりました。

一方、都の基準で集計した22日時点の重症の患者は、21日より3人増えて30人でした。

年代別では50代が最も多く9人、60代が8人、70代と80代がそれぞれ5人、30代と40代がそれぞれ1人、確認中が1人となっています。

重症の30人を性別で見ると、男性が25人、女性が4人、確認中が1人となっています。

また、22日は死亡が確認された人はいませんでした。
東京都によりますと、都内で22日までに感染が確認された2万4394人のうち、入院中の人は21日より8人増えて1232人となっています。

このうち、都の基準で集計した重症の患者は、21日より3人増えて30人です。

都は、22日の時点で重症の患者向けの病床を150床確保しているということです。

また、中等症以下の患者向けの病床は2700床まで増やすことを目指していて、22日の時点で2450床を確保しているということです。

これとは別に、10月にかけて2つの専用病院を開設して、中等症以下の患者向けの病床を200床確保するとしています。

また、自宅で療養している人は、21日より28人増えて471人です。

都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、21日より28人減って239人です。

このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は、21日より34人減って407人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は、2万1654人となっています。