自動車販売 新型コロナで“オンライン”営業広がる

自動車販売 新型コロナで“オンライン”営業広がる
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新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、ショールームでの対面の商談が常識だった自動車販売の現場でも、インターネットやSNSの活用が本格的に広がっています。
このうちトヨタ自動車は感染リスクをできるだけ避けたいという消費者が増えているとして、今月、中古車を販売するサイトを新たにつくりました。

サイト内の掲示板や電話を通じて販売担当者に装備や詳しい性能などについて問い合わせることができ、車庫証明やローンの手続きなども含め、最後の納車以外はすべてオンラインで手続きができます。

年内には全国にある系列販売店の車を取り扱い、将来的には年間5万台の販売を目指したいとしています。

日産自動車の販売店もオンラインの営業を始めています。

担当者はLINEなどの通話アプリを使って顧客に動画などを送り車の詳しい機能を説明したり見積もりに応じたりしていて、一度も来店することなく車を購入する顧客も増えているということです。

さらに、BMWがことし7月から日本国内でのネット販売を本格的に始めるなど、海外メーカーもオンラインでの営業を強化しています。

自動車は価格が高いだけに、これまでは対面での商談が常識でしたが、新型コロナウイルスの影響を受けるなか、各社とも新しい生活様式に対応した手法を取り入れ、顧客の開拓につなげたい考えです。