4連休初日 新幹線や空の便 予約増加傾向 駅で感染予防呼びかけ

4連休初日 新幹線や空の便 予約増加傾向 駅で感染予防呼びかけ
4連休の初日、新幹線や空の便の予約が増加傾向にある中、JR東京駅では帰省や旅行に出かける人の姿が多く見られ、駅員などが消毒用のシートを配って、新型コロナウイルスへの感染予防を呼びかけていました。
JR東日本によりますと、この4連休の新幹線の指定席の予約状況は、17日時点で前年の52%となっていて、感染拡大の影響で前の年の24%程度に落ち込んだお盆の時期と比べると、徐々に新幹線を利用する人が増えてきているということです。

4連休初日の19日、JR東京駅ではマスクをつけた家族連れなどが、スーツケースや大きなカバンを持って、帰省や旅行先に出かける姿が多く見られました。
新幹線のホームでは、駅員などが消毒用のアルコールを含んだシートを配るなどして、感染に気を付けながら外出を楽しんでほしいと呼びかけていました。

4歳の息子と新潟県に帰省する東京都の31歳の女性は「実家には80歳を過ぎたおばあちゃんがいるので、正月から帰省を控えていましたが、以前よりは落ち着いてきていると思い帰省を決めました。こまめに手を消毒するなどして気を付けながら行ってきたいです」と話してました。

空の便についても、19日は全日空で国内線のほぼすべてが満席になるなど、感染拡大により需要が落ち込んだこれまでと比べ、4連休は予約が増えているということです。

沖縄 新石垣空港でマスク配布

沖縄県石垣市の空港では、訪れた観光客に地元の観光協会がマスクを配って感染予防に協力を呼びかけました。

4連休初日の19日、沖縄県石垣市の新石垣空港には各地から家族連れなどの観光客が次々と到着しています。

こうした中、地元の観光協会のメンバーがマスクや感染予防の対策を記したチラシを配って、感染予防に協力を呼びかけました。

埼玉県から訪れた観光客の女性は、「海で遊ぶのを楽しみにしています。マスクはとてもありがたいです」と話していました。

マスクを配った石垣市観光交流協会の請盛真実青年部長は「受け入れる側は十分に対策を取っているので、訪れる皆さんも対策をとって楽しんでもらいたい」と話していました。

空港のターミナルビルの運営会社によりますと、19日に到着する合わせて29の便の予約率は8割前後で、東京からの便はほぼ満席だということです。19日だけでおよそ4400人が到着する予定です。

一方、石垣島から周辺の離島へ向かう船が発着するターミナルでも地元の観光協会のメンバーがマスクや特産の黒糖を手渡して協力を呼びかけました。