東京 小笠原村で初 2人の感染確認 対応病床なく都内に搬送へ

東京 小笠原村で初 2人の感染確認 対応病床なく都内に搬送へ
東京の小笠原村で、男女2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。小笠原村で感染が確認されるのは初めてで、感染症に対応した病床がないことから、今後、都内に搬送するということです。
小笠原村によりますと、感染が確認されたのは、村内の父島に住む70代の男性と60代の女性です。

2人とも発熱の症状があり、抗原検査を行ったところ、きょう(18日)感染が確認されたということです。

小笠原村で感染が確認されるのは初めてです。

都によりますと、2人は夫婦で、島外から戻ったあと発症したとみられるということです。

小笠原村は、東京からおよそ1000キロ離れていて、父島には診療所が1か所しかなく、感染症に対応した病床もありません。

このため、東京都は自衛隊と海上保安庁に協力を要請し、今後、2人を都内の医療機関に搬送するということです。

また、村によりますと、濃厚接触者がいないか保健所が調査を行っているということです。

小池知事は今夜、記者団に対し、「小笠原から運ぶということでさまざな関係者が手はずを整えている。早く回復されるために都としてなすべきことをやっていく」と述べました。