台風で土砂崩れ 宮崎椎葉村で発見の遺体はベトナム人実習生

台風で土砂崩れ 宮崎椎葉村で発見の遺体はベトナム人実習生
台風10号の大雨による土砂崩れで4人が行方不明になった宮崎県椎葉村で17日見つかった男性の遺体について、警察が調べた結果、行方が分からなくなっていた22歳のベトナム人技能実習生と確認されました。
宮崎県椎葉村下福良で今月6日に起きたとみられる土砂崩れでは、建設会社の事務所や隣接する経営者の自宅が押し流され、経営者の妻の相生勝子さん(68)と、長男で専務の泰孝さん(39)、それにベトナム人の技能実習生のチャン・コン・ロンさん(23)、グエン・ヒュー・トアンさん(22)の4人の行方が分からなくなりました。

土砂崩れの発生が確認されてから10日となった17日の午後、近くを流れる十根川のおよそ3キロ下流の川岸で、土砂の中から男性の遺体が見つかりました。

警察が調べた結果、行方が分からなくなっていた4人のうちの1人で、ベトナム人技能実習生のグエン・ヒュー・トアンさん(22)と確認されました。

見つかった現場の近くでは、18日も朝から建設会社の社員などのボランティアが重機を使って土砂をかきわけるなどして、残る3人の捜索を続けています。
台風10号による大雨の影響で土砂崩れが起きた宮崎県椎葉村で現場から遺体で見つかった22歳のベトナム人技能実習生のグエン・ヒュー・トアンさん(22)の家族がNHKの取材に応じました。

トアンさんの家族によりますと、18日、トアンさんを派遣した機関が親戚を通じて、見つかった遺体がトアンさんだということを伝えてきたということです。

トアンさんの母親のトラン・ティ・トーさんは「学校に通う妹と、幼い弟がいるので、トアンは家族のためにと日本に働きに行っていました。とてもいい息子です。今は、とても悲しく、死にたい気持ちです。生きている気がしません。できるかぎり早く息子をふるさとに帰国させてください」と話していました。