新型コロナ 訪日外国人99%減は5か月連続 回復のめど立たず

新型コロナ 訪日外国人99%減は5か月連続 回復のめど立たず
先月、日本を訪れた外国人旅行者は、新型コロナウイルスの影響で去年の同じ月と比べて99.7%減少し、99%を超える記録的な落ち込みは5か月連続となりました。
日本政府観光局によりますと、先月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で8700人でした。

前の月・7月の3800人からは2倍以上に増えましたが、去年の同じ月の252万人と比べますと、99.7%の減少となります。

減少率が99%を超えるのは、ことし4月以降、5か月連続となります。

国と地域別でみますと、中国が1600人、ベトナムが1100人、アメリカと韓国が700人となっています。

この統計には、留学生や技能実習生も含まれ、今回はもともと日本に住んでいた外国人が再入国したケースがほとんどとみられます。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、日本政府は先月末の時点で159の国と地域の外国人の入国を拒否するなどの水際対策をとっています。

政府は、ビジネス目的に限って、一部の国と制限の緩和に向けた調整を進めていますが、18日現在、制限が緩和されたのはシンガポールだけで、外国人旅行者の数が回復に向かうめどはたっていません。