消費者物価指数 8月は3か月ぶりにマイナス

消費者物価指数 8月は3か月ぶりにマイナス
家庭で消費するモノやサービスの値動きを見る8月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が、去年の同じ月と比べて0.4%下落し、3か月ぶりにマイナスとなりました。7月から始まった「Go Toトラベル」で宿泊料が大幅に下落したことなどによるものです。
総務省が発表した8月の生鮮食品を除いた消費者物価指数は、2015年を100として101.3となり、去年の同じ月と比べて、0.4%下落し、3か月ぶりにマイナスとなりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を背景にことし4月と5月にマイナスとなった後、6月と7月は横ばいでしたが、再びマイナスに転じました。

内訳を見ると、7月下旬に始まった「Go Toトラベル」の影響などで宿泊料が去年の同じ月と比べて32%下落したほか、新型コロナウイルスの影響で原油価格が下落し、ガソリンや灯油もマイナスが続いています。

総務省では、「Go Toトラベル」の影響を除いて試算しても生鮮食品を除いた指数は、去年の同じ月と比べて横ばいにとどまるとしていて、消費者物価指数は当分の間、下落が続く可能性があるとしています。