豪 カンタス航空 国内観光地を遊覧飛行へ 134席10分で売り切れ

豪 カンタス航空 国内観光地を遊覧飛行へ 134席10分で売り切れ
新型コロナウイルスの感染拡大で航空会社が大きな打撃を受けるなか、オーストラリアのカンタス航空が国内の世界的な観光地をめぐる遊覧飛行のサービスに乗り出し、話題となっています。
カンタス航空は17日、国際線で運用しているボーイング787型機を使ってオーストラリア国内の観光地などの上空をめぐる遊覧飛行のサービスを提供すると発表しました。

遊覧飛行ではシドニーを出発し、「エアーズロック」の名でも知られる巨大な一枚岩「ウルル」やオーストラリア北東部の沖合に広がる世界最大のさんご礁帯「グレートバリアリーフ」などの上空を7時間かけて飛行し、シドニーに戻るということです。

この遊覧飛行は来月10日の1日限定ですが、ロイター通信などによりますと、予約の受け付け開始からおよそ10分で134席すべてが売り切れたということで、カンタス航空は「需要があれば、このような遊覧飛行を増やしていきたい」と話しているということです。

航空会社の間では運休や減便で出番の減った旅客機の性能を維持し、有効に使おうと遊覧飛行を企画する動きが広がっていて、日本でも全日空や日本航空がサービスの提供に乗り出しています。