コロナで修学旅行中止 球技大会で思い出作り 福島 いわき

コロナで修学旅行中止 球技大会で思い出作り 福島 いわき
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、修学旅行を中止する学校が相次ぐ中、福島県いわき市の中学校では、旅行に代わる思い出を作ってもらおうと球技大会が開かれました。
新型コロナウイルスの影響で、福島県内の多くの公立中学校は、例年春に行う3年生の修学旅行を9月以降に延期しました。

しかし、9月の感染者は最多だった先月を上回るペースで増えていることから、修学旅行を予定していた中学校206校のうち34校が16日までに中止を決めたことが分かりました。

中止を決めた学校では修学旅行に代わる行事の開催を検討していて、このうち、いわき市の平第三中学校では、3年生の球技大会が開かれました。
17日はサッカーとバレーボールのクラス対抗戦が行われ、生徒およそ150人
が、全力でボールを追いかけたり、手作りの応援グッズを手に声援を送ったりしていました。

3年生の女子生徒は「球技大会はクラスで団結できて、修学旅行とは違った楽しさがあるので、みんなで盛り上げたいです」と話していました。

3年の学年主任の吉田裕主幹教諭は「県内での修学旅行などをぎりぎりまで検討しましたが、感染が広がる中、中止せざるをえませんでした。それでも生徒たちが状況を受け止め、球技大会に取り組む姿を見て、胸がいっぱいです」と話していました。