中国と融和姿勢の台湾最大の野党 代表団を中国に派遣せず

台湾の最大野党で中国との融和姿勢をとる国民党が、毎年参加してきた中国主催のフォーラムに、ことしは党の代表団を送るのを取りやめました。代表団についての中国メディアの報じかたに反発したもので、党勢の回復には、中国にきぜんとした姿勢を見せるほうが得策だと判断したとみられます。
このフォーラムは、中国が台湾との経済交流などを話し合う目的で2009年から毎年開いていて、今月19日から福建省で始まることしのフォーラムにも、国民党は例年どおり党の代表団を送ることにしていました。

しかし、代表団の訪問について、中国の国営テレビのキャスターが「平和を乞いに来る」と述べたことが台湾で波紋を広げ、国民党は14日、党として代表団を派遣しないことを決めました。

中国が台湾周辺での軍事活動を活発化させる中での発言に対し、国民党は「不当なコメントだ。台湾海峡の両岸が、対等に尊厳ある交流をするというのが党の長年の主張だ」と反発しています。

国民党は今月6日に開いた党大会で、中国との融和姿勢を維持する方針を示しましたが、台湾では統一に向けた圧力を強める中国への警戒感が高まっていて、党勢の回復には、今回は中国にきぜんとした姿勢を見せるほうが得策だと判断したとみられます。