大手デパート3社 9月前半の売り上げ減少 コロナの影響続く

大手デパート3社 9月前半の売り上げ減少 コロナの影響続く
大手デパート3社の今月前半の売り上げは、新型コロナウイルスの影響で来店する客が伸び悩んでいることなどから、去年の同じ時期と比べて26%から38%減少しました。
各社の発表によりますと、今月1日から14日までの売り上げは、去年の同じ時期と比べて大丸松坂屋百貨店が38%、三越伊勢丹ホールディングスが32.8%、高島屋が26.3%減少し、いずれも前の月の前半に比べると、減少幅が拡大しています。

各社とも、感染拡大前に業績を下支えしていた外国人旅行客の免税売り上げが9割以上落ち込んでいるほか、去年は、消費税率の引き上げを前に駆け込み需要が起きていたこともあって、その反動で売り上げが減少したということです。

デパート各社は、新型コロナウイルス対策として電話やネットを活用した販売を強化するなど、外出を控える人たちの消費を喚起する新しい取り組みに力を入れて売り上げの回復につなげたいとしています。