NY感謝祭パレード 新型コロナで中止へ 年末商戦に影響も

NY感謝祭パレード 新型コロナで中止へ 年末商戦に影響も
アメリカ、ニューヨークの冬の風物詩で、100年近く続く感謝祭のパレードが、新型コロナウイルスのため中止されることが決まり、これに合わせて本格化する年末商戦への影響が懸念されそうです。
100年近く続くニューヨークの感謝祭のパレードは、地元のデパート「メイシーズ」が主催し、毎年、全米各地から数百万人の見物客が訪れる冬の風物詩の一つです。

ことしは11月26日に行われる予定でしたが、14日の記者会見でニューヨーク市のデブラシオ市長は、新型ウイルスの影響が見通せないとしたうえで、「パレードやイベントを行うにはまだ時間が必要だ」と述べ、中止を明らかにしました。

主催者側では、巨大なバルーンなどを揚げるイベントを事前に行い、その録画をテレビで放送するということです。

アメリカメディアによりますと、パレードの中止は、第2次世界大戦中の1942年から1944年までの3回だけだということです。

アメリカでは、感謝祭翌日の金曜日を「ブラックフライデー」として、本格的な年末商戦が始まりますが、新型ウイルスでただでさえ低迷している個人消費がパレードの中止を受け、盛り上がらなくなるのではと影響を懸念する声も上がっています。