福島第一原発 最大16mの防潮堤建設へ 巨大地震の新しい想定で

福島第一原発 最大16mの防潮堤建設へ 巨大地震の新しい想定で
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日本海溝で巨大地震が起きた場合の新しい想定に基づくと、福島第一原子力発電所では、建設中の防潮堤を越える津波が襲う可能性があることが分かり、東京電力は、より高い最大16メートルの防潮堤を建設する方針をまとめました。
ことし4月、国の検討会は、北海道沖から岩手県沖にかけての「千島海溝」と「日本海溝」で巨大地震が起きた場合の想定を新たに示しました。

これに基づいて東京電力が解析したところ、日本海溝で巨大地震が起きた場合、福島第一原発の1号機から4号機の沿岸部には、最大で14.1メートル、4号機の南側では、最大で15.3メートルの津波が襲う可能性があることが分かりました。

現在、東京電力は、1号機から4号機の沿岸部で海からの高さが11メートルになる防潮堤を建設中で、4号機の南側では、すでに最大12.8メートルの高さになる防潮堤を完成させていますが、これらを越える津波が襲うことになります。

このため1号機から4号機の沿岸部と4号機の南側にかけて、海からの高さが最大16メートルになる防潮堤を建設する方針をまとめました。

完成は2023年度を目指すとしています。

東京電力は、すでに進めている対策として、原子炉建屋の出入り口を塞ぐ工事を行っているほか、核燃料を冷却する電源車や消防車を高台に配備するなどしています。

汚染水を処理した水などをためている1000基余りのタンクは、陸側の高台にあり、津波は届かないとしています。