鳥取県 新型コロナ 8人感染 県内初のクラスター発生

鳥取県 新型コロナ 8人感染 県内初のクラスター発生
鳥取県は12日、県外から仕事で米子市を訪れ、宿舎で共同生活を送っていた男女8人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。いずれも、11日に感染が確認された男性の濃厚接触者で、鳥取県は感染者の集団=クラスターが県内で初めて発生したとしています。
鳥取県によりますと新たに感染が確認されたのは、群馬県や栃木県、それに静岡県に住む20代から50代の男女合わせて8人です。

8人は建設関係の仕事のため今月6日に車で鳥取県を訪れ、その後、米子市にある宿舎で共同生活を送っていました。

同じ宿舎にいて11日に感染が確認された栃木県の男性の濃厚接触者としてPCR検査を受けた結果、いずれも感染が確認されたということです。

8人は県内の医療機関に入院していますが、いずれも症状はないということです。

鳥取県は感染者の集団=クラスターが県内で初めて発生したとしていて、行動の履歴を聞き取り、ほかに接触した人がいないか詳しく調べています。

感染者の数はこれまで、岩手県と並んで全国で最も少なくなっていましたが、合わせて31人となりました。

12日夜記者会見した平井知事は「速やかに対策をとり、関係者の協力を得ながら感染拡大防止という最大の目標を達成したい」と話しています。