「ＷＥＳＴ ＥＸＰＲＥＳＳ 銀河」は、家族連れや若者などにもより手ごろな価格で鉄道の旅を楽しんでもらおうとＪＲ西日本が導入した長距離列車で、ことし5月の運行開始が新型コロナウイルスの影響で延期されていました。

11日夜始発の京都駅で、およそ4か月遅れの出発式が行われ、西日本の海や空を表現した濃い紺色の列車がホームに入ってくると、乗客や集まった鉄道ファンが一斉に写真を撮っていました。

「銀河」は11月までは京都駅や大阪駅と島根県の出雲市駅を結ぶ夜行列車として運行し、12月から来年3月までは大阪駅と山口県の下関駅を結ぶ昼の特急列車として運行することになっています。

京都府京田辺市から母親と一緒に乗車した小学6年生の男の子は「風景を見るのが楽しみです」と話していました。

ＪＲ西日本営業本部の水田雅博副本部長は「コロナで大変な時期ですが、銀河の運行で地域に元気を届けたい」と話していました。銀河は12日午前9時31分に終点の出雲市駅に到着する予定です。