8500万年前の地層から新種の「こけ」見つかる 岩手 久慈

8500万年前の地層から新種の「こけ」見つかる 岩手 久慈
岩手県久慈市のおよそ8500万年前の地層から、新種のこけが見つかりました。発見された場所にちなんで「クジフタマタゴケ」と名付けられ、この一帯の植物の生態系の解明につながると期待されています。
おととし7月、こはくを使った装飾品の製造・販売を行う会社の社員が、久慈市内の採掘場で採れたこはくの中に、植物のようなものが入っていることに気付きました。

こけの研究機関、服部植物研究所が調査したところ、新種のこけであることが分かり、10日、久慈市の遠藤譲一市長などとともに発表しました。
それによりますと、新種のこけはおよそ8500万年前の白亜紀後期の地層から見つかり、長さは11ミリ、幅は2ミリから4ミリで、円盤状の枝がついているのが特徴です。

発見された場所にちなんで「クジフタマタゴケ」と名付けられ、当時のこの一帯の植物の生態系の解明につながると期待されています。

服部植物研究所の片桐知之所長は「久慈の地層の学術的な価値の高さを改めて感じた。こけを分析すると、当時は深い森だったことが推測され、今後も研究を進め生態系を明らかにしたい」と話していました。

遠藤市長は「ロマンあふれる話題を発信できてうれしく思う。市としても研究の支援を続けたい」と話していました。